PRODUCTS製品案内
低圧計器動作・配線チェッカ
(低圧計器用誤差測定装置)
計器の誤差測定やデータロガーとして使⽤できる製品です。信号注⼊器(オプション)を使⽤し電灯⽤計器の負荷側に誤って他の計器が接続されていないかを検査することができます。
概要
計器の動作チェック(電力量・電圧・電流・力率・誤差の測定)を現地で行うことができます。
- 「低圧計器動作・配線チェッカ」は電⼦式低圧計器の計量パルスを取込み、電⼒量に換算した値と装置で計量した電⼒量を⽐較して計器の誤差を測定することができます。(誤差測定モード)
- データロガー機能を搭載していることから、有効電⼒量や電圧・電流、⼒率の⻑期測定ができます。(データロガーモード)
- ⼊り組んだ配線や隠蔽された配線状態でも電灯⽤計器の負荷側に誤って他の計器が接続されていないかを検査することができます。(配線チェックモード)
特長
- 誤差測定モードでは、現地で計器の動作状態(誤差)を確認することができます。
- データロガーモードでは、有効電⼒量、電圧、電流、⼒率の⻑期測定(記録間隔2秒、5秒、1分から選択)が可能です。
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波形記録機能を有しているため、グラフで電圧の変動状況を視覚的に確認が可能です。
また、トリガ波形記録機能を使⽤することで、過渡的な電圧、電流変動を記録することも可能です。 -
配線チェックモードでは、電灯⽤計器の負荷側に誤って他の計器が接続されていないかの確認が⾏えます。
このモードは信号の有無で配線状態を判定するため、⼊り組んだ配線や隠蔽された配線状態でも確実な検査が⾏えます。
機能
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誤差測定モード
- 計器に印加されている電圧(①)と計器負荷側の電流(②)を積算し、有効電力量を算出します。
- 計器のパルス出力部からチェックアダプターを介して、電力量計の計量パルスを取込み、有効電力量を算出します。(③)
- 互いの有効電力量を比較し、計器の誤差を算出します。
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データロガーモード
- 電力量、電圧・電流(実効値)、力率の記録ができます。
- 記録周期(2秒/5秒/1分)毎に2周期分の波形の記録ができます。
- トリガ波形記録機能搭載で必要な波形のみを記録できます。
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配線チェックモード
入り組んだ配線や隠蔽された配線状態でも、電灯用計器の負荷側に誤って他の計器が接続されていないかを検査することができます。
仕様
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一般仕様
本体寸法 縦65mm 横130mm 奥行50mm 質量250g 適応電気方式 単相2線式、単相3線式、三相3線式 電源入力範囲 AC70~250V [50/60Hz] 電流 AC120A(オプションの300A CTを除く) 使用温湿度範囲 温度/0℃〜+40℃
湿度/80%RH以下(結露しないこと) -
測定仕様
有効電力 測定精度:±1.5%rdg.
力率1, 0.5において定格電流の3.3%以上100%以下の場合 (※力率1で定格電流の0.833%以上1.67%以下の場合、力率0.5で定格電流の1.67%の場合は±2.0%rdg.)電圧[実効値]
(線間電圧V12、V32)測定範囲:AC70〜250V
測定方法:1周期毎にギャップ無しに実効値を算出
測定精度:±0.5%rdg.電流[実効値]
(相電流I1、I3)測定範囲:AC0〜120A(CT120A)、AC0〜300A(CT300A)
測定方法:1周期毎にギャップ無しに実効値を算出
測定精度:定格電流の10%以上のとき±3.0%rdg.
定格電流の10%未満のとき±0.3A(CT120A使用時)、±0.8A(CT300A使用時)力率 測定方法:有効電力量, 無効電力量から算出します。
単相3線式及び三相3線式は、1相側と3相側の合成値を算出します。
測定精度:±3.0%記録方式 コンパクトフラッシュカード 512MBを標準付属(最大32GBまで使用可能) 最大記録期間 データロガーモード使用時、2秒間隔で約8日間(512MB使用時)
構成
低圧計器動作・配線チェッカ本体/計器チェックアダプター/クランプ式電流センサ(定格120A)/単2計器用測定クリップ付コード/単3・三相計器用測定クリップ付コード/コンパクトフラッシュメモリカード/収納用キャリングバック
オプション品
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モバイルプリンター
測定結果を印刷します。
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300A用 CT
定格300Aまでの計器の測定が可能となります。
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信号注入器
配線チェックを行うための信号を発生させることが
できます。 -
校正用ACアダプター
発生器の電源容量(負担)に影響せずに校正することが可能となります。